サイズ選びのお話

こんにちは、ROSA BIANCAのBです。
日に日に秋も深くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
アトリエ近くの御堂筋のイチョウも色づいてきたような、きていないような……。
皆様にとって良い秋となりますように。


さて、今回のコラムはサイズ選びのお話しです。

同じ9号と表記されているのに
ブランドAとブランドBでサイズが違う――そんな経験はありませんか?
これにはちゃんと理由があります。


“デザイン(シルエット)”と“ゆるみ”
この2つが出来あがりサイズ(商品実寸)の違いとかかわっています。


たとえば9号とはヌード寸法(なにも身体に付けず測った寸法)で
バスト83cm ウエスト64cm ヒップ91cmの方に合うサイズを示しています。
でも、お洋服のデザインやシルエットはさまざま
ぴったりと身体にそったスタイルもあれば
お洋服の中で身体がおよぐようなラインのものもあります。
また、全体にゆるみが少なく、ぴったりめに仕上げたい
ゆるみを多めに、ゆったりした仕上がりにしたいなど
ブランドそれぞれの考え方もあります。
そのため同じサイズ表記でも、出来上がりサイズはブランドごと
同じブランドでも個々のアイテムごとに異なるのです。


ROSA BIANCAではどのようにサイズを考えているか。
生身の体のラインが出ないサイズ感、これが弊社の基本です。


『生身の体のラインが出ない』とはどういうことか――。
着ることで生身の体よりもさらに美しい、
若々しくエレガントなボディラインを手に入れられる
そんなお洋服を私は作りたいと考えています。
そのためにはあまり身体にぴったりと張り付いて、
直接に身体のラインが出ては困るのです。


欲の張ったことを言えば、バストはより高く、形が良い方がいいし
ウエストはもっと細く引き締まっていて欲しい
お腹はぺたんとへっこんで、脚はすらりと長い方がいい
お洋服を着て、それが叶ったら――
つねにそう考えてサイズ感を決定しています。


美しい理想的なシルエットのお洋服の中で身体が泳いでいる――
端的に言えばこれがROSA BIANCAの理想のサイズ感です。


ブランドコンセプトでもある“着心地が良い”ですが
サイズ感を追及した結果、そうなっているという部分もあります。
美しい理想的なシルエットのお洋服の中で身体が『泳いでいる』のだから
締めつけたり、窮屈であってはいけません。
美しいシルエットと着心地の良さ、
これは私にとって切り離すことのできない要素です。


では、実際的な話としてどうサイズを選べばいいか
サイズ表記にとらわれずにご試着いただいて、
自分にとって良いと感じるサイズを選ぶのが一番です。
実際に試着をしてみたら
ワンピースAは9号だけどワンピースBは7号でブラウスCは11号、
スカートDは13号、なのにスカートEは9号だった、
実はこれ、まったくおかしくありません。
デザイン、シルエットによって出来あがりサイズは異なりますし、
お一人お一人、ボディラインも違います。
ワンピースAはゆったりめの方がきれいに見えるけど
違うデザインのワンピースBはぴったり目の方がきれい
こういった事はよくあります。
タグに記載されているサイズではなく、
実際にお召しになって『良い』と感じたサイズを選んで下さい。


気を付けないといけないのは、“締めつけを感じる箇所がある”
“デザイン上、意図されていない横シワ、斜めシワが入ってる”ケースです。
これはご自身のサイズよりもお洋服の仕上がりサイズが小さい事を表しています。
こういった場合はワンサイズ上のサイズを選んでいただくことをお勧めします。
もしお直しをする場合も、小さいものを大きくするより、
大きいものを小さくする方が仕上がりがきれいなことが多いのです。


オンラインショップ(通信販売)をご利用の場合はご試着ができないため
号数(7号、9号や、S、M、Lなど)と
出来上がりサイズを目安に選んでいただくことになります。
まずはヌードサイズを測っていただき、号数を選びます。
次にお洋服を着る時に着用する下着やインナーを身に付けた状態でサイズを測り
選んだ号数の出来上がりサイズ内に収まっているかを確認します。
サイズ内に収まっていればその号数を
サイズより大きかった場合はワンサイズ上げた号数を選んで下さい。
ただ、これはあくまでも数字上サイズが合っているというだけです。
もちろん、それでも美しくお召しいただけるようにパターンには気を配っておりますが、
微妙なサイズ感はやはりご試着無しには解らないのも事実です。
機会がありましたらアトリエ、または展示会などでのご試着をお勧めいたします。


これらは弊社に限らず、お洋服全般に言えることです。
これを言ってしまうと身も蓋もないのですが
結局、試着無しに本当によく似合うサイズは解らないのです。
デザインや素材、お召しになる方の体型や雰囲気でも似合うサイズは変わってきます。
たとえば同じバスト83cmでも、
胸に高さがあって83cmの方もいらっしゃれば
全体にお肉がついて83cmの方、
背中にお肉が多くて83cmなど一人ずつ形が異なるのです。
バスト以外にウエストやヒップもそう
体型も前から見て幅はないけれど、横から見て厚みのある方
反対に幅はあっても厚みの無い方など様々です。
サイズオーダー、セミ&フルオーダーではそういった部分を考慮してパターンを作成
そしてデザイン、素材なども考えつつ、ミリ単位でサイズを調整してゆきますが
既成品ではお客様の体型の平均値でパターンを作成している上
サイズ展開は通常3~4cm刻みです。
それだけに『試着』は本当に大切なのです。


サイズが合ったお洋服はそれだけで美しく見えるもの、
参考にしていただけましたら幸いです


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