素材のお話...100番双糸綿ブロードのこと

こんにちは、ROSA BIANCAのBです。
今回のdesigner's columnで取り上げるのは“100番(手)双糸綿ブロード”
ROSA BIANCAではブラウス、ドロワーズなど、
肌に直接触れることが多いアイテムの標準素材として使用している定番の生地です。
私にとっては思い入れのある素材でもあります。


思い入れの理由は
“大人のロリータスタイル(前編/後編)”をご覧いただくようお願いして、
なぜ100番双糸綿ブロードを肌に直接触れるアイテムの標準素材としているか。
それは“肌に触れて心地よく、着心地も大変良い”からです。


100番(手)双糸綿ブロードという名称は
“100番(手)”“双糸”“綿”“ブロード”の4つに分解できます。
最後の2つは素材と生地の織り方を表します。
では、“100番”“双糸”がなにを表すかというと、
“100番(手)”は糸の太さを、“双糸”は2本の糸をより合わせているということを示します。
糸の太さを番手といい、綿の場合は数字が大きいほど細い糸になります。
100番(手)双糸というのは100番手の糸を2本より合わせ、
50番手ていどの太さに仕上げた糸ということを表します。
一般的によく使用されるブロードの糸は40~60番前後の単糸(1本だけの糸)、
この糸で織ると比較的パリッとした風合い、マットな質感の生地に仕上がります。
100番双糸を使用した生地はもともとの糸が細くしなやかなため、
やわらかな肌触り、ほんのりと品の良い光沢を持った仕上がりになります。
このやわらかさ、しなやかさが肌をやさしく包みこみ、
ほんのりとした光沢が大人の肌をより美しく見せてくれます。


ところで、細い糸で織られた生地は弱く、
すぐダメになるのではないかと心配される方もいらっしゃると思います。
一本だけの単糸として使うなら確かに弱いのですが、
二本より合わせ双糸とすることで、太い糸よりも丈夫な糸ができあがります。
そんな丈夫な糸で織った生地です。耐久性に劣るようなことはありません。
綿地としては比較的シワになりにくいのも嬉しいところです。
お洗濯をして干す時、生地をのばしておけばアイロンも簡単。
綿のブラウスは好きだけどアイロンがちょっと……という方に、
ぜひ試していただきたい素材です。


大人の女性にとってお顔周りの素材はとっても大切、
どんな素材を持ってくるかで、印象が大きく異なります。
特に白い100番双糸綿ブロードのブラウスは品の良い光沢がレフ効果を発揮して、
肌をワントーン明るく、華やいだ印象に見せてくれます。
ロリータスタイルに着こなすのはもちろん、
スーツのインナーとして合わせるのもおススメです。


最後に誤解しないでいただきたいのは、
40~60番の綿ブロードが悪い生地というわけではないということ。
素材の持ち味は適材適所、活かし方です。
100番双糸のブロードでは表現できない質感が40~60番の綿ブロードにはあります。
肌に触れないペチコートなどで少し硬さが欲しかったりするものは、
このあたりの糸の太さの綿ブロードで作ることもあります。
ファッションは使い分けが大切、
装いに合わせて色々な綿ブロードを楽しんでいただけると嬉しいです。

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